冬夜燈光 - Touyahikou -

北海道で生まれ育った私にとって冬はとても憂鬱な季節。
秋の終わりに雪虫を見かけると、
まもなく迎える寒い冬の日々を想像して悲しくなる。

20歳で雪の降らない土地へ逃げ出したけれども
北海道へ戻って来てしまった。
やはり生まれ育ち暮らしてきた町、心底嫌いになれなかった。

9年前から自分の生まれ育った町の
何気ない日常を記録するように写真を撮り始めた。
その頃から、いつか嫌いな冬と向き合ってみたいと思うようになった。

見慣れた町の風景も夜の闇に包まれると、
未知なる世界にいるような不思議な感覚に陥った。

町の光が知らない世界へ誘ってくれているような、
迷わず家に帰る為の道標でもあるような。
沢山の表情をみせる不思議な燈火に魅せられた。

あんなに嫌いだった冬の夜に
すっかり魅了されてしまっていた。

制作 2014年
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(C) 2018 Keisuke Ikeda
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